この記事では私がなぜ、どのように「向いている仕事」に考え着いたのか、という経緯も書いていますので、そのへん興味のない方は
「2 HSPは環境第一!」
からお読みください。
転職活動→就職→退職を繰り返したこの2年
コロナが流行りだしたと同時に無職になり、転職活動を経て勝ち取った職場が合わずに逃げ出し、再び無職…になった私。
職業訓練を経て、再び働き始めました。
その間2年。
この2年の間に色々経験し考えることもありました。
今回はその40代後半になって経験したことおよび、
結局「HSP40代後半、独身、メンタル弱めの私に向いてる仕事」って何だったのか?
と改めて考えた結果について書いていきたいと思います。
40代になってからのそもそもの転職活動と職業訓練については以下の記事をご覧ください。
何度目かわからない転職活動
40代後半には派遣会社も厳しかった
職業訓練に申し込むのと並行して転職活動もボツボツしていました。
派遣会社を通じて経験のある教育機関のお仕事に応募するも…
派遣会社の選考に通らない!!
40代も後半になると、経験のある職種、業界でも紹介予定派遣は難しくなってくるという現実に直面しました。
契約職員などの紹介予定派遣以外の派遣社員でも派遣会社の社内選考に落ちまくり、まず派遣先の選考の土俵にすら乗せてもらえないのです。
これはかなりショックでした。
で、40代でも派遣会社は使えると書いていますが、40代後半、50代との境い目あたりはかな〜り難しいですね…。
職業訓練の内容は結局就職に特に役に立たなかった
職業訓練ではwebについても学んだので、HPの更新ぐらいはできるよ、とアピールできる求人を探すも希望の業界にはそもそもあまりない…。
仕方がないので以前働いていた同じような仕事に派遣会社を通じて懲りずに申し込んでいたら、拍子抜けな感じで前前職と同じ職場の違う部署での契約職員(一般事務職)に、紹介予定派遣(5年契約職員)でなんとか雇ってもらえることになりました。
なので、結果としては職業訓練で習ったweb制作は転職活動に全く関係なかった
ということになりました。
通った意味はあったと思うので、そのへんはこちらに書いています。ご覧ください。
HSPは環境第一!
業界や職種は関係なかった
そんなこんなで現在は事務の契約職員として働いています。
今の部署はとても平和です。
仕事内容は置いておいて、人間関係にも恵まれていて、ストレスはほぼありません。
耐えられず適応障害になるのが怖くて逃げだした前職と同じ業界、職種、にもかかわらずです。
なぜノーストレスなのだろう・・・と考えてみました。
- 不愉快な人がいない
- オフィスが私語であふれていない
- 電話があまりならない
- 声が大きい人がいない
- 忙しすぎない
どうも私は周りの環境にめちゃくちゃ左右されるようです。
特に「音」
人の話し声に一番影響されます。
考えたら前職は声の大きい人が多く、私語も多くてその人たちの話す声が不快で不快でなりませんでした。
電話をしていてもオンラインで会議をしていても、後ろから聞こえる私語の方に注意が行ってしまい、注意散漫になってしまうほどでした。
座席と座席の間も狭くて人との距離が狭かったのもストレスでした。
ほかに仕事の進め方などが自分に合わず、空回りして負のスパイラルラビリンスに陥ってしまったこともありましたが、やはり一番堪えられなかったのは
「環境」
だと思います。
仕事内容は(やり方ではない)そんなに負荷にはならなかったので、私の場合、
業界や一般事務という職種は関係なかった
ということになりました。
よって、HSPの私に向いている仕事は・・・というより、
「HSPの私に向いている環境を探した方が長続きする」
ということに思い至りました。
しかし環境は入ってみないとわからないのがネックなんだよなあ・・・。
だから私は転職回数が多いのでしょう。
とほほ。
数人で同じ仕事をおこなうことはしんどいと感じることも・・・
現在は人間関係は平和ですが、一つの仕事を数人でおこなっているので、今までに感じたことがないしんどさを感じることがあります。
今まで続いていた仕事を思い返すと割と
「一人で自分のペースで進めることができる」仕事
が多かったことに気づきました。
周りが気になりすぎるので、みんなでひとつのことを進めていく、という仕事は苦手なのかもしれません。
今は数人で同じ仕事を分けながら進めているので、以下のようなことがとても気になります。
- 他人の進捗状況
- 自分が他人より仕事が遅いのではないか
- 他人の目が気になりすぎるので、間違えていないかどうか確認をしすぎる
- こういうことをしたいけれど、ほかの人は良く思わないのではないか・・・と気にしすぎる
あと、自分が早く終わったので、ほかの人を手伝おうとすると「あ、別にいいです」と言われてへこむということもよくあります。
昔から人の輪が苦手だったので、仕事でもチームワークが苦手というか・・・チームの中でも他人が気になりすぎて自分の立場をどのように保てばいいのかよくわからないのです。
一人でサクサク進められる仕事の方が気持ち的に楽ですね。
HSPに「向いている仕事」??
HSPに向いている仕事で検索するといっぱい出てきますが、HSPというのは性格ではなくて気質のようなものなので、人によって千差万別。
人によって向き不向きは色々。
「私HSPだから、挑戦してみたいけど、この仕事向いてないんだろうな」
とか考えすぎる必要はないと思います。
ようは自分が好きで、気持ちに負荷がかからない仕事が向いているということです。
やってみたかったらトライしてみて、無理だと思えば辞めちゃえばいい。
我慢して続ける必要なんてないでしょう。
自分のメンタル、プライベートが仕事より大事なんてこと、絶対ないのですから。
HSPの私は正社員になれない
というわけで、環境に影響されやすい私は正社員にならなくて良かったのでは、と今では思っています。
そりゃ老後のことを考えると退職金もなし、お給料も安い、5年経ったらまた辞めないといけない今の立場は不安定です。
が、正社員だったら合わない職場でも無理して働き続けていると思うので、しんどいままだったと思うんですよね・・・。
考えるとゾッとするなあ。
非正規雇用だったらフットワーク軽く動くこともできるので、自分の気質には合っているのかと納得させております。
非正規雇用だからこそできることもあると思うので。
40代HSPの私が職場で居心地よく過ごせるスキル
若いころから、なんなら小学生の頃から生きていくのがしんどかった私ですが、50代にさしかかろうかというこの頃になって、ようやく
「スルーするスキル」
が身についてきたような気がします。
上記のように周りを気にしすぎることもまだありますが、基本考えすぎても仕方のないことは頭から消し去る。
相変わらずこの人私のこと嫌いなのでは… と思うこともありますが
ま、そんな態度の人なんだろうと思うようにする
はて?おかしくないか?と思っても
ここではそんなやり方をするんだな…
一生ここで働くわけじゃないし…
以前なら正義感に燃えて異議申し立てをしてたけど、放置。
そうするとあら楽ちん。
以前にはなかったスキルです。
それはこの2年、迷走してきたことでかえって視野が広がって心にゆとりができたせいかな、とも思っています。
はたから見れば無駄な2年ですが、私にとっては必要な2年だったのでしょう。
今がしんどくて逃げてみても、後からしてみれば逃げることによって身につくこともあるかもしれません。
これからの仕事を考えてみる
現在の仕事も5年契約なので、5年後には無職になります。
でも毎日毎日同じ職場に通うのが体力的にもしんどいので、数日は在宅でできる仕事にシフトして行きたいと考えています(まだ考えているだけ…)。
おそらくHSPの大半の方は電車に乗るだけでもストレスだと思うので、なるべく外に出ないでもできる仕事で手に職をつけていかれた方がいいのではないでしょうか。
在宅、副業、とかで調べるといっぱい出てきますしね・・・。
コロナによって働き方は多様化しています。
一つの所に一生雇われて働くというのが過去のもの。
それにとらわれるからしんどくなる。
もっと自由に可能性を広げていけたら行きやすくなるんじゃないかと思う今日この頃です。