観劇日:2021年11月3日 17:00公演
劇場:梅田芸術劇場メインホール
出演メンバー:ALL
宝塚80年代~90年代推しにはうれしい出演者
観て来ました。花組月組レジェンドOGによる「グレイテスト・モーメント」!
私は80年代後半から90年代にかけてが一番宝塚にドハマリした時期で、その間は花、月をよく観ていました。
トップスターでいうと
花組
大浦みずき→安寿ミラ→真矢みき→愛華みれ
月組
剣幸→涼風真世→天海祐希
の時代です。
なので、今回の公演の出演者はドンピシャ!
特にヤン(安寿)さん、ミキ(真矢)さん、タモ(愛華)さんの花組はひと公演15~20回ぐらいは観たんじゃないかというぐらい観ておりまして・・・。
ヤヤヤヤヤ、ヤンミキがあああああ~。
そろって出演だとおおおお~。
というわけで、やや、いやとても偏った感想になりますです・・・。
見ていて思い出した当時の小ネタ(?)もおりまぜて書いております。
(ところどころ思い違いがあるかもしれません。ご了承の上お読みください)
最近はあんまり宝塚を観ておらず、ここ5年ぐらいの生徒さんはよくわからないので、さりげなく無視した(スマン)仕様となっていることもご了承ください。
花組
ヤンミキでしょ!
やっぱりヤンミキでしょう!ミキさんはOG公演にあまり出演されないので、この二人がOG公演にそろって出るのを私は観たことがありません。
ヤンミキ二人の場面としては
- 『メランコリック・ジゴロ』(「飲め飲め」?っていうの?あの場面)
- 『ファンシー・タッチ』(フィナーレの男役のダンス)
でしたかね(抜けてたらすみません。パンフレット買っていないもので)。
みなさん!『メランコリック・ジゴロ』ですよ!
ヤンさんとミキさんのダニエルとスタンが・・・いました。
何回か再演も観てますが、やっぱりヤンミキでしょ!
ミキさんのスタン・・・あれを超えるものがあるだろうか。
いや、ない。
未だに「ないものをどうやって分けるのよ!」「うんも言えるようになったのか!」とかなんかの拍子に使ったりする私。
(あと耳が遠くなった母に「お前、耳が悪いのか?」(byバロット)とよく言っています)
スタンの恋人役をやっていたヨーコ(華)ちゃんが、バレンタインデーにミキさんにあげたチョコだかクッキーが箱の中で動いちゃって、
「スタン」という文字が「タンス」になってた
という話を当時なんかで読みました。
「飲め飲め~ライライライ(?)」のところはヤンさんのサヨナラショーでもやってたなあと思い、涙腺がゆるみましたよ。なんならそのままお芝居続けちゃってもいいよ!フェリシア(森奈)もマチウ(愛華)もバロット(真琴)もいるよ!
この曲を聴くだけで当時のことが色々思い出されて涙が出ます。
『ファンシー・タッチ』のフィナーレ大階段の男役のダンスはまさか観られると思わなかったので(このショーも三木先生だからかな)、
「おおお・・・」
再び心と双眼鏡を持つ手が震える・・・。
なんかミキさん当時よりいやらしい感じなんだけど?!
色気増してない???
しかも後ろにタモマミ(愛華・真琴)!
当時はリカ(紫吹)ちゃんもいましたね~。
ヤンさんとミキさんの絡みのダンス。今ここで再び観られるとは(また涙)。
しかし、この場面で悲しかったのはタモさんよ・・・・。
なんかお太りになりました?
マミちゃんがすっとしているだけに、なんか目立つんだけど・・・。
元タモファン(若手から退団までファンクラブにも入ってたよ)としてはちょっと悲しい・・・。
それはともかく、このフィナーレナンバー、普通だったらフィナーレ大階段前はトップコンビのデュエットダンスが定番ですが、それが男役のみのダンスになるというのが、当時の花組らしいですね。
(このへんもみはる(森奈)ちゃんがちょっとお気の毒)
当時というかナツメ(大浦)さんがいらした頃からですが、花組は男役の宝庫で『ファンシー・タッチ』もヤンミキの後ろにはタモマミ、リカ(紫吹)ちゃん、チャーリー(匠)、ズンコ(姿月)ちゃん、ガイチ(初風)くんなどなど・・・。
そろってました!
豪華メンバーですねえ・・・。
ちなみにこの場面の原曲はこちら
トラック12♪La Comparsa です。
ヤンミキのフリートークは笑ってたらあっという間に終わってしまったので、別途1時間ぐらい時間取ってずっと話してほしかった・・・。
私が観た回は「夢まつら」のような舌が回らない発言はなかったのですが、他の回はどうだったのでしょうか。
(「夢まつら」とは・・・今は昔、TMPスペシャル?にて「夢まつり」を間違えて「夢まつら」と言ってしまったヤンさんがかわいかったというお話です。その他にも何かの公演の千秋楽の挨拶で「・・・・(前略・途中で何を言っているのかわからなくなってきたヤンさん)私たちも忙しくなりますが・・・みなさまもお忙しくなることと思います」と言って、観客の爆笑を買っていたこともありました。そんなヤンさんが好きだー)
ヤンさんがとっても痩せていた件
ヤンさんはやっぱり『ブラック・ジャック』 ブラック・ジャックといえばヤンさん。
「変わらぬ思い」のほかはケイン(真矢)とアイリス(森奈)の掛け合いの歌があったので、当時のままそのままブラック・ジャック先生が出てくる流れかと思いきやあれ、終わっちゃった・・・。
ヤンさんは『メガ・ヴィジョン』からリンダ先生(リンダ・ヘイバーマン)振り付けの「サード・ヴィジョン」の場面も。
掛け声も当時のまま。
当時はもっとパキッとしたダンス(この系統を引くのがチャーリーだと思う)だった気がするのですが、いい意味で力が抜けてより伸びやかに。
すごいですね、進化を続けるヤンさん。
しかし白のTシャツにベージュのジャケットのヤンさん、胴布団とか入れてないせいだと思うけど、めっちゃ痩せてる・・・。
肩を出したドレスで踊ってると
アキコ・カンダ先生か!
というぐらい痩せている。
『哀しみのコルドバ』からみはる(森奈)ちゃんとのデュエットが聞きたかったのですが、私が観た回はありませんでした(花組バージョンの時はあったらしい)。
残念。
みはるちゃんは当時からヤンミキの割を食ってちょっとかわいそうだったのですがOG公演でも同じような感じでしたね・・・。
でも懸命にヤンさん、ヤンさんと慕うみはるちゃんがかわいい。
男役に戻ったミキさんがめちゃくちゃかっこよかった件
ミキさんはですね、なんといっても
『ダンディズム!』から「Paradiso」です!
原曲はこちら
♪俺が抱き~お前が抱く一瞬の永遠~♪
一瞬の永遠
だぜ?一瞬なのか?ずっと続いてんのか?!
『ダンディズム!』ではローソンかヤマトの店員みたいなシマシマスーツで男役が踊ったあれです!
長い髪のままの人も多い中、髪を切って男役モードに戻ったミキさん、
かっこよすぎです!!
いやー、久しぶりに
真矢みき
降臨です。マヤミキ観ましたよ。オーラすげえな、ミキさん・・・。
私ペー(高汐)さんの現役時代を観たことがなかったのですが、同じ舞台に立つとミキさんがペーさんに影響を受けたんだなあということがよくわかりました。
ミキさんはほかにも『SPEAKEASY』『風と共に去りぬ』を歌ったのですが、『風と共に去りぬ』は花組の地方公演・・・って、今は言わないんですね。全国ツアーを観に行った記憶が・・・。
タモさんがスカーレットでした。きれいだったなー。
この時フィナーレナンバーでは男役に戻ってのダンスがあり、カンカン帽を歌いながら回すという振りがあったのですが、タモさんがあまりそのようなことが得意でない(であろう)ことを知っていた私たちファンは毎回
「帽子落としませんように・・・」
とドキドキしながら不安のまなざして観ていたことは余談。
(シメ(紫苑)さんも『紫禁城の落日』のフィナーレナンバーでよくおっこどしてましたよね)
タモさんがVIVAVIVAでマミちゃんとWスカーレットだった件
『VIVA!』はタモさんのサヨナラ公演です。
『あさきゆめみし』でくるか・・・と思ったのですが、VIVAVIVA、
「ヴィバアアアアアアアー!」(現役当時ビバビバ言いすぎて喉がガラガラになっていた)
でした。
『風と共に去りぬ』のスカーレット「私とあなたは裏表」はマミちゃんとWスカーレットです。
マミちゃんもユリ(天海)ちゃんレットでスカーレットやってましたね。
初演再演混合
花組初演&再演メンバーによる
『琥珀色の雨にぬれて』『夜明けの序曲』
『夜明けの序曲』はタモさんお着物で登場です。なんか階段降りるのがふらふらしてましたが大丈夫っすか。
『夜明けの序曲』は主題歌はいいんですがね・・・。
なにおかいわんや。
(観た人ならおわかりでしょう)
私たち愛華ファンはなぜお披露目が「夜明け」なんだ、と思いましたよ。
サヨナラも『ミケランジェロ』でなんかわけわからんかったし。
しかし、初演で貞を演じた若葉さんと再演音二郎のタモさん。
おおー、こういう組み合わせが観られるのも宝塚の醍醐味ですね。
『琥珀色の雨にぬれて』も同様です。
初演:クロード(高汐)、シャロン(若葉)、再演:ルイ(瀬奈)で「セ・ラ・ヴィ」を。
「琥珀」って何回か再演されていますが、主要な役すべて難易度の高いお芝居だと思うんですよね。
柴田先生が初演メンバーにあて書きされたんでしょうし、きっちり作りこまないと何か自分勝手で周りに迷惑をかける印象の悪い人になってしまう。
私はチャーリー主演、オサ(春野)主演の花組での再演しか観ていませんが、きっとあれから20年経った今ならもっときちんと心情的に理解できるんじゃないかなと。
当時は俺も若かったからな・・・フッ・・・。
ナツメ(大浦)さんへのオマージュ
花組ファンのみなさん!ペーさんを中心に花組生で「心の翼」ですよ!
これが泣かずにいられようか・・・。
絶対あの空間にナツメさんもいたよ!
またこの場面が終わった後にウタコ(剣)さんが
「花組のみなさんは本当にこの歌を大切に歌い継がれてるんだなあと思いました」
と言っていてさらに涙腺ドバー。
ウタコさんはナツメさんと同期ですもんね。
ナツメさんへのオマージュシーンとしては「チェ・タンゴ・チェ」(高汐)、「ジョ・ソイ・マリア」(安寿、愛華)のタンゴの場面が2つ。
タモさんの歌でヤンさんが踊る・・・。
意外だ・・・。
しかし、この場面が良かった。
アキコ・カンダ先生化したヤンさんのダンスも、タモさんのちょっとかすれた歌声もマッチしていて良かったです。
個人的に観たかったもの
1.『ファンシー・タッチ』マンボの場面
ミキさんの「あるらららららーい」という声が聞きたかった~。
原曲を探したらYou Tubeでカラオケバージョンが出てきました・・・(私はi Tunesで持っている)。
なんのチャンネルだろう。
2.『ハイパー・ステージ!』大階段での男役の場面
ベージュのテカテカしたスーツでヤンさん中心に後ろにミユ(海峡)さん、リカちゃんを引き連れて踊ったあの場面です。
花組の男役のカッコよさを堪能できるので、アサ(瀬奈)ちゃんも入れておくれ!
タモさんには
『あさきゆめみし』『ルートヴィヒⅡ世』からどっちか歌ってほしかった。
みどり(大鳥)ちゃんと『ヴェロニック』でもよかったー。
フロレスタンとアガート~。
コーフンしてたらちょっと文字数が多くなってきたので、月組部分は分けます・・・。
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